パチ屋であった本当の話、謎の足跡編

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パチ屋であった本当の話、謎の足跡編

 

春の温かいある日の事だった。

 

平日とは言え、1円パチンココーナーは賑わい、ほぼほぼ満席状態となっている。

 

 

 

お昼が過ぎたくらいの事だった。

 

 

ホールの白いタイルに黒い足跡が…。

 

外は晴れている。

 

近隣周辺は全てアスファルトかコンクリート。

 

土や泥などは全くと言ってよいほどない。

 

 

 

 

 

 

何故だ─!?

 

 

すると突然インカムが入る。

 

 

“8コースのお客様が泥を踏んで滑ったと怒っています”

 

どうやらこの客はその足跡を踏んでこけてしまったらしい。

 

 

とりあえず私は謝罪に向かったが、こけた拍子にその先にある足跡にも触れてしまったらしく、ところどころ衣服に泥がついている。

 

(こりゃあややこしいな、クリーニング代とか言い出すぞ…)

 

 

まあ、普通に考えればクリーニング代くらい払ってあげるのが当然ではあるがここはパチンコ店、負けている客はさらにわけのわからない事も言い出しかねないので私の頭はクレームをどうさばくかで一杯だった。

 

 

するとさらにインカムが入る。

 

“9コースのお客様が何か匂うと言ってます。”

 

 

(おいおい、それくらい自分でなんとかしてくれよ、こっちは今それどころじゃねぇんだよ…)

 

そう思いながらも可愛い部下がクレーム処理をしているので放っておくわけにはいかない。

 

“直ぐ行くから待ってて”

 

私はそうインカムを入れると、まずは目の前にいる客のクレーム処理に入った。

 

“クリーニング代はお支払いしますので、領収証だけ持ってきてもらえますか?”

 

 

どうやらこのはじめからこちらに非があるという姿勢が効いたのか、この客は

 

“いいよ、もう帰って風呂入って寝るから、ちゃんと掃除くらいしててくれよ。どっかの土方の兄ちゃんの靴だろ、ちゃんと洗ってやれよ(笑)”

 

 

そういうと右手を上げてアディオス風にかっこよく返っていった。

 

(いや、寝るって早すぎでしょ)

 

という突っ込みを返したかったがそんな事をしている余裕は無いので、私は直ぐにもう一つのクレームに走った。

 

 

 

するとどうだ、そこで見た光景は数人の客が完全にコースの端に避難しているではないか…。

 

 

そして半分だれも座っていない島の角で堂々と遊技しているおじいが一人…。

 

 

臭い、、、

 

 

たしかに臭い。

 

 

しかもこれはう〇この匂いだ。

 

 

勘のいいわたしはすぐにこいつが漏らしていると察知した。

 

 

まずはおじいをトイレまで連れていき、内容を説明。

 

 

おじいと言ってもまだ60代前半くらい、物事はちゃんと理解できそうだった。

 

 

言い回しに注意したかったがもうそんな事を構っている余裕はない、率直に事を伝えた。

 

 

“ごめんごめん、さっきトイレに行ったのだが、間に合わなかったみたいだ。”

 

 

とりあえず、その日は帰ってもらう事とし、次からは気を付けてくれという形で終わったのだが、事件はここだ。

 

 

そのおじいが去っていく瞬間、私は確かに見たのである。

 

 

そのおじいの通った後に黒い、嫌、黒と思っていたが茶色い足跡がついていた事を。

 

 

 

 

 

 

う〇こだ。。。

 

 

 

あの客の服についたのは泥じゃなくう〇こだ!!

 

 

 

 

その後、台や椅子、通路はピカピカに消毒し、周りの客にも謝罪して事を終えた。

 

 

そしてクリーニング代もいらないといい残しカッコよく場を去ったダンディが自店にくることは二度となかった。

 

 

長期で営業をしている店舗ならどこでもある話だが、そのう〇こを気付かずに衣類に付けて帰る客はそういない…。

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